書も積もりし

小説、哲学、雑感など。誤字・脱字が多いのが哀しい

橋本奈々未へ①

橋本奈々未へ捧げる


 ……彼女はこれからも夜の静寂に独り起つ紺碧色の眼をした小鳥の如く、無限の樹海の中をさえ逞しく、強く、鮮やかに彷徨していくだろう。そしてその彷徨は未だ誰も見たことの無い奇跡的な〈誕生〉へと向かって行く――。何があったろう。何が待っていたろう。許せぬ果てへの強靭たるの為に? 彼方へ? 行方も知らぬ見果てた国の更なる奥地へ、あぁ奥へ。その中で彼女は知る、無限と有限の狭間を、知を、愛を、識る、決して勝利することの無いしらばっくれた神の許へ、人類を独りとして代償にすることはない、紺碧の夢へと向かえ、そして誘え、我と、我の使者を、速く、得も知れぬ化け物のようなミストラルへ、往こう、いざ。そのとき私は貴女を永遠に分かつだろう。



なんか書いてたらハスミシゲヒコ的な感じのが体に乗り移ったような気がします。橋本奈々未と蓮実?笑
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