書も積もりし

小説、哲学、雑感など。誤字・脱字が多いのが哀しい

2016-09-29から1日間の記事一覧

ジョイス「ユリシーズⅠ」を読んで

犬の吠え声が彼に駆け寄り、立ち止まり、駆け戻った。わが敵の犬。ぼくはなすすべもなく立っていた。青ざめて、黙って、追いつめられて。《恐ロシキ物ヲ思イナガラ》。薄黄いろのチョッキが、運命に使える従僕が、ぼくの恐れるさまを見てにやりと笑った。お…