書も積もりし

小説、哲学、雑感など。誤字・脱字が多いのが哀しい

マリオ・バルガス=リョサとお知らせ

ペルーのノーベル賞作家リョサの作品はほぼ全て日本にも翻訳されている。その中で僕が完読したのは『世界終末戦争』『密林の語り部』『悪い娘の悪戯』『水を得た魚』、途中読みが『フリアとシナリオライター』と『緑の家』です。

 実に作品の多様性が満ちていて、いろんな作品をいろんな方法で書いている。が実に面白い。そして今のところ圧倒的に面白いのが『世界終末戦争』と『水を得た魚』でした。

『世界終末戦争』は長大な作品ですが、一番初めにこれを選んでそしてそれが衝撃的でした。図書館で借りて二カ月かかって読み終えましたが、これは所有しておきたいですね。
世界終末戦争

 タイトルのようにファンタジーな作品というより、かなり「一国の進退を真っ向から争う戦争の重さと凄まじさ、激烈さ」を描いているといえます。ただ、描き方が巧く、純粋なリアリズムでもないのがさらにまた魅力。

そういえば、河出から『楽園の道』の文庫も出たのだった。『楽園の道』のペーパーバックを持っているのですが、単語レベルで全く話が分からず10Pくらいでダウンしました。次は『楽園の道』か『チボの狂宴』を読みたいところ。


さて、僕は1週間以内に初めて自分一人でキャスをやろうかなと考えています。
1~2時間くらいしゃべろかな、しゃべりたいなと思っているのですが、何せ初めてだし一人で話すのはなかなか苦手な気がするので笑、ちゃんと内容を練っておかないとですね。

 はじめの方は僕の読書傾向、好きな作家とかをしゃべって自己紹介にして、後半はジェームズ・ジョイスの『ユリシーズ』の紹介をまったりやりたいと思います。『ユリシーズ』が気になっているけどまだ読んでいない方、若しくはもう読んでいてこの中途半端な読み手に色々教えてくれる方など、自由に聞きにきてくれたらいいなと思っています。曜日はちょっとまだ分からない。うまくいくといいな。

それでは。