書も積もりし

小説、哲学、雑感など。誤字・脱字が多いのが哀しい

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

告解(詩)

「告解」わたしは罪深い 大切な人を ときには利用してしまえるほどの 矮小な 男だ 卑近な奴だ 卑怯だ 矛盾もたくさんある 弱い 正義ではない あなたはとてもやさしい 美しい心 美しい目 あなたのように 願わくばすこしでも ちかづきたいと思うのです

エメラルド(詩)

エメラルドmisty海を見た、と君は言った その海はエメラルド色の 静かで穏やかな波だったかい、 それとも、激しく、荒々しいうねりをあげる海だったかい 金色に輝いて、 どこまでも続く波の表面を潜ると、 全く知ることの無い海が広がって、 もっともっと、…

上野俊哉『四つのエコロジー』 ガタリの思考、機械状、氾心論

上野俊哉さんの『四つのエコロジー フェリックス・ガタリの思考』(2016、河出書房新社)があまりに素晴らしいので、メモ書きをします。 哲学書というのは、もちろん素晴らしい概念や、見事な論証に息を巻くから面白いんだけど、どんな結論やテーマや論証過…